ノーベル賞晩餐会で使用されたのはなんと日本製のカトラリー!?

ライフハック

みなさまもご存知かと思いますが、ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて作られた賞で、120年近い歴史のある、伝統と権威のある最高級の賞として称えられている賞です。


そんな「超有名なすごい賞」の授賞式の後に行われる晩餐会(晩餐会と聞いたら日本食研の「晩餐館」を思い出してしまう・・)はスウェーデンのストックホルム市庁舎で行われ、スウェーデンの王室や約1,300人ものゲストが参加すると言われています。

こんな世界最高峰の盛大なパーティーでメイド・イン・ジャパンのスプーンやフォーク、いわゆるカトラリーが使用されているなんて知ってましたか?

今回はこのノーベル賞の晩餐会で使用された日本製のカトラリーは一体どういう会社が作っているのか?どんな製品なのか?同じものは販売されているのか?など、個人的にとても興味がわいたので調べてみました。

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ノーベル賞の晩餐会でメイドインジャパンが使われているなんて知らなかった!

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どんな素敵なカトラリーなんだろう!?すごく気になっちゃうね!!

製造元の「山崎金属工業」とは?

まず、どのメーカーが製造しているのか調べてみたところ、新潟県にある「山本金属工業」という会社が製造しています。

新潟県燕市といえば世界でも有数の金属食器の産地です。(知らなかった…!)
同市の中でトップメーカーに名を連ねている「山崎金属工業」。


創業1918年手作業によるスプーン工房を開設し、機械化をはかり海外への輸出にも携わり、
金属洋食器のルーツとも言われるヨーロッパへ輸出するまでに企業は成長しました。
日本で初めてスウェーデンからステンレスを輸入した会社だそうです。

当時、商社を通して輸出していた製品を独自の販路を開拓するために海外へ渡り、地道な努力を続けついには140年の歴史があるドイツの銀食器メーカーをはじめ、デンマークやフランスなど世界的一流ブランドに認められ共同で製品開発を行うまでになりました。

そして企業活動と真摯なものづくりが世界に認められ1991年ノーベル賞の晩餐会で山崎金属工業が製造したカトラリーが使用されました。なんと開発に4年の歳月を費やしたそうです。

ノーベル賞晩餐会のカトラリー開発後も国内外のさまざまな企業・団体との取り組みをすすめ、世界中の数々のデザイン賞や国内でのデザインコンクールでの連続受賞、製品は伊勢神宮式年遷宮を記念した食器セットや、ななつ星in九州で使用されるカトラリーも開発するなど多くの実績を積み重ねています。

とにかく素材とモノづくりにこだわりぬき、さらには早い段階から日本だけにとらわれず世界を目指すほどグローバルな会社のようです。

ノーベル賞晩餐会で使用されたカトラリーはどんなもの?

山崎金属工業 https://www.yamazakitableware.co.jp/nobel/
サライ https://serai.jp/item/85508

1988年にプロジェクトがスタートし、プロジェクトのデザイン担当だったクリスタルデザイナーのゴナ・セリン氏が、古くから親交があった山崎社長を推薦したのがきっかけで「ノーベル財団」へのカトラリー開発がはじまりました。

晩餐会で使用されている「ノーベルオリジナルカトラリー」北欧らしいデザインが特徴的です。
スウェーデンでは肉より魚を多く食べるため、魚用のナイフとフォークは魚の姿がモチーフになっています。メインのカトラリーはシンプルでありながら厚みに変化を持たせてあり、そのシンプルなデザインの中で、魚用のカトラリーを際立たせたことが最大のこだわりです。

レツ
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可愛らしいお魚のデザインは遊び心があって使うのが楽しみになるね!

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緊張しちゃうパーティーでこういう遊び心は心がホッとしそうだね

気になるのは「今現在もこのカトラリーが晩餐会で使用されているのか」ということですね。その件については会社のホームページに記載がありました。

数年前、とあるテレビ番組の企画で テレビ局の方が「ノーベル財団」を訪問され、晩餐会について取材されました。財団の方が 年に一度の晩餐会の時に使用する洋食器を保管庫より取り出され、「これは日本製ですよ」と説明されている映像があったのです。現地でメンテナンスは施されていると思いますが、当社が納めた洋食器をまだ丁寧に使ってくださる事を知りました。ものづくりに賭けた人生が報われた瞬間でしたね。

山崎金属工業ホームページより引用 https://www.yamazakitableware.co.jp/nobel/

このことから、現在も山崎金属工業が製造したカトラリーがノーベル賞の晩餐会で使用されているようです。すごい!!

「ノーベルオリジナルカトラリー」と同じものは販売されている?

ここまでくると「そんな素敵なカトラリー、私も欲しい!!」となりますね!
そこで同じもの、もしくはレプリカ的な製品が販売されているのか調べてみましたが、、、、


ホームページには「※当社は現在、ノーベルオリジナルカトラリーの製造・販売は致しておりません」と書かれていました。残念です。。

レツ
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オークションサイトでレプリカが出品されていた形跡があるから過去に販売はされていたみたい

山崎金属工業のオススメ商品を紹介

山崎金属工業のオンラインショップでは、ノーベルオリジナルカトラリーが販売されていなくても、最高水準の品質の製品がたくさん販売されていました。どれも素敵で洗礼されたデザインばかり!!あれこれ目移りしてしまうほどでした。

その中でもオススメの商品を何点かご紹介します!

ラグジュアリーライン「ビザンティンゴールドアクセント」

山崎金属工業オンラインショップより

特別な日のおもてなしや気合を入れたお料理を作ったときなどのテーブルコーディネートにピッタリのカトラリーです。料理の美しさを引き立たせ、テーブルを華やかにまとめ上げます。

緻密でボリューム感のある高級なデザインは、金型は全て人の手によって掘られており、気品を感じる細やかさはもはや「芸術」の域と言われています。

お求めは公式オンラインショップにて。

(楽天の公式オンラインショップでは販売されていないようでした。)

毎日の食卓で世界品質を「aquatique アクアティック」

山崎金属工業オンラインショップより

シンプルながら瑞々しい輝きを放ち、圧倒的な存在感で世界中のファンを魅了し続けるアクアティックシリーズです。雫を連想させるような柔らかいフォルム、なめらかな曲線が、手に包み込まれるような持ちやすさを叶えたこだわりの逸品。

毎日の食事に使いやすいように食洗機対応(でも本当は手洗いしてほしいっぽい)で、日々の食事に潤いを与えそうですね!

お求めは公式オンラインショップ、もしくは楽天の公式オンラインショップへどうぞ。

(楽天の公式オンラインショップでは売り切れていました。。会社のオンラインショップではまだ在庫があり購入できそうです。2022/9/12現在)

究極のカレースプーン「カレー賢人」

山崎金属工業オンラインショップより

その名の通り「カレーライス専用のスプーン」。商品開発のポイントは、カレーを愛するカレー屋さんやカレーマニアの人達からの声をふんだんに盛り込み、「カレーライスを美味しく食べるため」のカタチ・サイズにこだわり抜いたスプーンです。

しかも用途にあわせ、絶妙な角度のティアドロップ型デザインの「キャリ」、具材の切り分け機能がついた「サクー」、サクーを左利き用に作った「ヒダリー」と、3種類もあります。

こだわりにこだわりすぎて「逆に使ってみたい」と思わせる一品です。

持ち歩きたくなる!ポータブルカトラリー「ASSAR(アッサー)」

ポータブルカトラリーとはなんぞや?と思うかもしれませんが、簡単に言うとお弁当などで使うフォークとスプーンです。透明なケースが付属されており、ケースはさっと洗えてさっと乾く、清潔感と潤いを感じる素敵なデザインで、毎日持ち歩きたい!!と思わずにはいられないほど可愛らいデザインです。こんな可愛らしいカトラリーだと見せびらかしちゃうかも!

サイズが2種類ありSサイズは子供用にも使える145mm、Lサイズは165mmです。


キュートなカラーとレトロなデザインに一目惚れ「NOVA CHARMENT」

山崎金属工業 公式Twitterより

50年前に誕生したNOVA CHARMENT (ノバシャルマン)は国内外の販売で1億本越えする大ヒット商品です。レトロモダンなフォルムと鮮やかな色が今の時代には逆に新鮮に感じます。

こんなカトラリーだとお子様にも喜ばれそう!小さい頃にギフトでプレゼントしたら、大人になってもずっと使ってもらえそうですね!

大人の私も全色揃えたいくらいワクワクするカトラリーです!

こちらの商品公式オンラインショップでの販売はされていないようでした。購入は楽天市場の公式オンラインショップが確実のようです。(2022/9/12)


会社の公式オンラインショップ>>>こちら

楽天の公式オンラインショップはこちら>>>YAMACO FACTORY SHOP


山崎金属工業YAMACOの公式楽天ショップで販売されている商品は、楽天スーパーSALEなどで最大50%OFFで購入できる商品もありますのでこちらもチェックしてみてくださいね!

おまけ:現物が見たいなら「燕市産業資料館の新館」へ


ノーベル賞受賞者晩餐会に用いられるスプーン等実際に展示されている場所が数箇所あるみたいです。
そのひとつに燕市産業資料館の新館があります。

ノーベルオリジナルカトラリーは現在製造販売されていないので、「実際に見てみたい!」と思う方は是非行かれてみてはいかがでしょうか?

江戸時代から現代まで連綿と続くツバメの産業の歴史を紹介している「産業」資料館です。
商品の展示だけではなく、体験工房で鎚目入れやぐい吞み製作、スプーンの酸化発色などモノづくり体験ができます。


燕市産業資料館 ホームページ

そのほかにも数箇所ノーベルオリジナルカトラリーを見ることができる施設があるようです。興味のある方は検索してみたください☆

まとめ

メイドインジャパンの製品が世界に認められるというのは、同じ日本人としてなんだか自分の事のように誇らしい気持ちになりますね!
ぜひ、世界最高水準の品質と呼ばれる山崎金属工業製品のカトラリーを日々の食卓に取り入れて、ちょっとリッチな気分でパーティーやディナー、カフェタイムを充実させてみてはいかがでしょうか?

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ノーベル賞の晩餐会で使われているカトラリーと同じメーカーのカトラリーと思うだけテンション上がりそう!

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食事の時に使いながらノーベル賞に思いを馳せるってのもオツだねぇ〜

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