最近「鉄のフライパン」が人気なのご存知ですか?テフロン加工のフライパンは使っていくと次第に焦げ付くようになり買い替えをせまられるのでほぼ「使い捨て」ですが、
鉄のフライパンは「育てるフライパン」とも言われ、日々の料理に使用するうちにどんどん使い込まれていき長年使用することができるので「一生モノのフライパン」としても見直されてきています。
かくいう私も1つの鉄のフライパンを13年ほど使用しています。
日々の生活にかかせない存在となっている我が家の鉄のフライパンは、最近なんだか「黒い塊」のように分厚くなってきました。
フライパンの周りに焦げが蓄積されていて、まぁなんというか「汚い」
そこで、今日はほぼ10年分の蓄積されたこの「こげ」を取り除き、つるつるのピッカピカにしていきたいと思います!!
結論から言うと、洗剤や重曹、サンドペーパーなどは一切使わず「火」と「水」だけでピカピカのつるつるに出来ます!!
ガスコンロの火を使うので火傷に注意してくださいね!
それでは行ってみよ〜!!
めっちゃ簡単だし、余計な力も余計な洗剤もいらないよ!
この方法は小料理屋の兄さん(板前さん)に習ったんだよ!
13年使用!育ちまくった我が家の鉄のフライパンBefore
まずは我が家のきったないカワイ子ちゃんをご紹介!!
鉄のフライパンって「お手入れが〜」とか色々ハードルが高いイメージですが、全然雑でOKなんですよね。わたしは普通に洗剤でゴッシゴッシ洗っちゃうし、使用後空焚きだけして油なんか塗らない。錆びないし。
で、そんな雑な扱いをしていた結果、こんなに汚れてしまいました。。。
↑前回ハンバーグのトマト煮を作ったので、表面が酸で溶けてしまい変色?してます。鉄のフライパンでトマト料理を作るな!とかも全然無視してガンガン作ってます笑 アラビアータとかも。。
↑取っ手の付け根はもう焦げ付きがすごすぎて、焦げで埋もれてしまっています。。
↑どこかのサイトに「黒い鎧みたい」と言っている方がいましたが、まさに!!
改めて写真で見るととてもひどい状態ですね!!?
旦那さんが食器を洗ってくれている時、一生懸命ゴシゴシステンレスのたわしで擦ってましたが、横眼に見ながら「そんなんじゃ取れんぞ」と心の中でつぶやきました。
今回のために、わたしは汚れを「貯めていた!」のです!!ドヤァ!!
洗剤不要!使用するものは「火」と「水」!!
まず用意するもの↓
- こげついたフライパン
- フライパンが入るサイズのボウル(容器ならなんでも)に水を張る
- 焦げ付きを削り取るためのヘラ(わたしはお好み焼きのヘラを使いました)
- 広い面を擦るステンレスの金たわし
※何でもいいんです。水に浸けることが出来て、焦げを削ることができれば。何を代用しても構いません。
洗剤や重曹などは一切要りません!!
「水」と「火」だけでこの焦げ付きを取り除きます!
いざ実践!!
ガスコンロが古くて汚い!!お見苦しくてすみません!!
フライパンを加熱して焦げ付きを「焼き切る」
まずフライパンをガスコンロにかけ強火で加熱します。
↑加熱後しばらくすると全体から煙が出てきます。そのまま加熱し続けます。
焦げ付きが気になる部分に火が当たるように角度を変えて火に当てます。
↑焦げ付きがひどいところから炎が上がります。よく見ると焦げの部分から油?脂?のような液体が出てきてそれが燃えているようです。
炎が上がるので「火事になっちゃう!?」と少々怖くなりますが、振り回さない限り火事にはならないので辛抱強く燃えるのを眺めます。
※取っ手が熱くなるので乾いたタオルや布巾、鍋つかみなどで持ちましょう。火傷注意!!
↑炎はしばらくするとおさまってきてだんだん消えていきます。消えるまで燃えるのを待ちましょう。
取っ手の付け根だけではなく、焦げ付きがひどかった側面にも直火を当てて焦げを焼き切ります。
焼く前は油ギトギトの焦げ付きだったのが、焼き切ると全体的に「カサカサ」になります。
このカサカサになったら加熱終了の合図です。 大体全体的に5分程度ですが、焦げ具合によって加減してください。
冷水にフライパンを浸ける。
↑火を止めてそのまますぐ水を張ったボウルに浸けます。あっつあつのフライパンを冷水にいきなり浸けるので、ジャーーーー!!!っとすごい音がします。若干水も跳ねるので火傷などに気をつけてください。音も大きいのでびっくりするかも。
水から上げて、ヘラで焦げを削り取る。
↑焦げ付きをヘラで削り取ります。
あれだけ頑固な焦げが軽い力でポロポロ取れていくではありませんか!!
(水に浸けたので本体は冷めていますが、取っ手はまだ熱いので引き続きタオルなどで握って作業をしてください!火傷注意!)
↑すでにこれだけの焦げが取れました!!すごい〜!!
↑細かい段差や、逆に広い面積の場所はヘラで粗方削ったらステンレスの金たわしを使って擦ります。
まだ焦げが固い場合は再度焼きましょう。
満遍なく焼き切るのは難しいので、取れない箇所も出てくると思います。そういう時はまず取れる部分は取って、もう一度コンロにかけて加熱します。再度焼き切ってから、また水につけて擦るの作業を繰り返しましょう!
完成!!つるつるピカピカに!!After
完成です!どうでしょう!?最初の「黒い鎧」はすっかり剥がれ落ちて、スリムな体に戻りました!
↑埋もれていた取っ手の付け根もこんなにスッキリ!!原形がお目見えです。
↑側面もきれいさっぱりになりました〜
仕上げに油を塗って表面を保護
仕上げにサラダ油をキッチンペーパーで塗り込み、フライパンの表面を保護します。
心なしかフライパンが軽くなったような気がします。(気のせい)
まとめ
いかがでしたか?
洗剤を一切使わず、ガスバーナーわざわざ購入したり、紙やすりで削ったりしなくていい、「水」と「火」だけで焦げを落とすなんてとても経済的ですよね!ゴシゴシ擦る労力も体感半分以下だと思いますし、
所要時間は30分〜1時間かからないといったところでしょうか。
鉄のフライパンをお育ての方で、焦げ付きに困っている方はぜひ試してみてくださいね!!費用がほとんどかからないので試してみる価値ありますよ☆
でも絶対「火傷」と「火の取り扱い」には注意してくださいね!!(自己責任でお願いします!)
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