今密かに「第二の軍艦島」と注目を浴びている島があります。その名も「池島(いけしま)」。
軍艦島のように炭鉱が栄えた島ですが、軍艦島とはまたちょっと違う雰囲気だそう。
そんな第二の軍艦島の「池島」のアクセス方法や炭鉱体験ツアーなどをまとめました。
「第二の軍艦島」池島とは?
長崎県長崎市の外海に浮かぶ周囲4kmの島です。九州最後の炭鉱の島で、高品位な石炭を産出していたため、ピーク時には人口が7770人にも達しました。
2001年に閉山しましたが、現在も島には100人ほどが暮らしています。当時使われていた火力発電所や採掘に使われた重機、働いていた人たちが住居としていたアパート群など廃墟が残されたままになっているため、「第二の軍艦島」と呼ばれ、今観光地として注目を浴びています。
軍艦島と違うところは、気軽に島に上陸でき、炭鉱体験ツアーで池島炭鉱の歴史を学んだり、トロッコ列車に乗って実際に炭鉱内部を探索できるところ。
島内を歩いて散策できるので、廃墟なども間近に見ることができ廃墟マニアやカメラマンの間で注目を浴びています。
池島への行き方は、フェリーや高速船を利用
池島は離島なので船で行くことになります。以下3つの港から船が出ています。
神ノ浦港(長崎市)
神ノ浦港には唯一無料の駐車場があります。ターミナル横の無料駐車スペースに停めることができます。
瀬戸港(西海市)
佐世保港(佐世保市)
ikesimajikokuhyou池島炭鉱ツアーについて
現在唯一国内で炭鉱体験ができるツアーです。
トロッコに乗車し元炭鉱マンガイドの案内で坑内を探検し、炭鉱機器の模擬操作体験などを行う「炭鉱体験」ができます。
午前と午後のコースがあり、午前のコース終了後には島内に点在する炭鉱施設を巡るオプションコースも設定できます。通常入ることができない施設にも入れるとあって人気のオプションです。
池島炭鉱体験ツアーの予約は「長崎さるく」のみの受付です。
ツアーの内容や詳細、予約の方法等は下記の「長崎さるく」ホームページでご確認ください。
池島のそのほか観光情報
フェリー乗り場などで池島の観光マップが無料でもらえるようです。マップを見ながら散策するのもいいですね。炭鉱体験ツアーに参加しなくても島内の散策はできますので、思いついた時に行けるというのもいいですね!フェリーの時間などに注意しながら散策しましょう☆
かあちゃんの店
島で唯一営業しているお店が「かあちゃんの店」という飲食店です。メニューが豊富で、トルコライスやちゃんぽん、皿うどんなど長崎グルメが堪能できます。気になるお味は、おかあさんが作るメニューはどれも懐かしい味でとても美味しいと評判です。体験ツアーが終わった後や、船の時間までに寄ってみてはいかがですか?
8階建てのアパート
かあちゃんの店からすぐのところに見えてくる8階建てのアパート群は必見!炭鉱が盛んだった当時、たくさんの人の住んでいたアパートは、ノスタルジックな雰囲気ぷんぷん。インスタ映え間違いなし!
島での移動はコミュニティバスとレンタルサイクル
島自体は小さな島なので徒歩で散策も可能ですが、路線バス(100円・日祝運休)とレンタルサイクル(電動自転車600円)があります。アップダウンが多い池島もバスがあれば楽々移動ができるのでぜひ活用してみてください。運転手さんが色々と池島のことも教えてくれるみたいです。
宿泊は池島中央会館
島唯一の宿泊施設があります。大人一泊3,384円(税込)。
猫ちゃんたちがたくさん猫パラダイス
島あるあるですが、野良猫ちゃんたちがたくさんいます。猫好きさんにはたまりませんね!でも餌は与えないようにとのことです。
まとめ
以上、長崎県長崎市の池島の行き方や体験ツアー、観光情報についてでした。
少ししか上陸できない「軍艦島」もいいですが、しっかり島に上陸できて、自由に散策もできるという池島のほうが満足度が高いという感想も見かけました。
西九州新幹線も開通したことですし、第二の軍艦島といわれる池島に足を伸ばしてみませんか?
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